お知らせ

kagayoi & Me Vol.2 輝きを呼び覚ます、kagayoiとの出会い

kagayoi & Meでは、kagayoiに関わる人物に、コレクションや商品を選んでもらい、その思いを語ってもらう情報配信です。 Vol.2である今回は、デザイナーである沢村が語ります。kagayoiの立ち上げからデザインとクリエイティブを担う彼女は、どんなストーリーを聞かせてくれるのでしょう。

sawamura.jpg

輝きを呼び覚ます、kagayoiのジュエリー

S-2.jpg

「kagayoiのデザインは、私の中ですべてにストーリーがあり、その時々の想いをジュエリーとして表現しているものとなっています。今回はkagayoiのコンセプトである「輝きを呼び覚ます」との出会いについての話とかぐるまコレクションの話をお伝えしたいと思います。」

デザインする目的の原点

S-1.jpg

「京都の大学時の留学、そして卒業後にジュエリーの仕事をすることになったロンドンでの生活が、考え方や想いを大きく変えたように思います。日本では、雑誌や広告にあるようなファッションやスタイルを皆が同じようにしたがる。私の若い頃は、そういう風潮が今よりも一層強かったように思います。ロンドンで見えたのは、文化や人種、宗教が異なる人々で成り立つ社会の中では、皆が同じ、ということは不可能で、それぞれがそれぞれのスタイルを持っており、心が自由、という空気でした。幼い頃から皆と同じ、ということに魅力を感じなかった私には、日本では他人の目線でしか装うことができていないように見えたのです。」

kagayoiとの出会い

S-4.jpg

「日本のジュエリー業界で働きたいと思いが強くなり、帰国しました。日本の女性の中でも、自分はこれが好き、という瞬間に出会えば、自分のスタイルが見つけられる、日本でこそ、ジュエリーを通してやるべき仕事があるように感じたのです。IMAYOで様々なジュリーデザインを経験し、また日本で生活することで、若い時には見えてなかった日本の魅力も見出したように思います。自然との関わり方は京都の造園美にも現れていますし、着物の魅力にもはまりました。(その話はまた別の機会に)2011年頃、IMAYOは京都で160年続けてきた小間物屋をルーツに持つジュエラーとして、自社の職人の技術を活かし、京都、日本を代表するハイジュエリーブランド、kagayoiの立ち上げる話がありました。「輝きを呼び覚ます」というコンセプトを聞いた瞬間、ロンドンでの初心を思い出し、この仕事のために日本に帰ってきたんだ、と感じたんです。」

未来を感じたかぐるまコレクション

S-5.jpg

そうして、立ち上げの準備が始まりました。コレクション案を出すにあたり、デザイン時から、私を含め関わる全てのメンバーがいい商品になると強く感じたのが、かぐるまコレクションでした。京都のブランドを作る、と言っても、私は古臭い和のイメージが伴うジュエリーを作る気は全くありませんでした。お客様がお召しになるものは、ほとんどが洋服です。多くは海外の香りがする高級ファッションです。そのようなお客様に合わせていだだける、お洒落なコレクションになるという商品の姿が、かぐるまのデザインは描いた時から想像できました。 そうして、満場一致で決まったデザインですが、商品として仕上がったのは、実は一番最後でした。軽やかに廻るような車輪を表現したい、という私の思いを叶え、かつコレクションとして生産可能である条件を満たす表現技術が非常に難しかったからです。工場長の多大な努力と、金属加工の専門家との出会いにより、技術的にもデザイン的にも、他にはないコレクションと仕上がるのですが、その部分の話はまた次回することにしましょう。

S8.jpg

「ジュエリーの美しさでもって、心の輝きを呼び覚ますという目的、それは、女性が(もちろん男性でも、性別を問わずとも)自信を持つきっかけになったり、心の潤いを感じたり、新しい自分を見出したり、自分自身の心に、思いをむける機会になることと、今も変わらぬその目的を心に、kagayoiのデザインをしています。」

TEXT EDIT / TSUKASA SAWAMURA